2011年1月号(2) 体ポカポカ!生姜の力を徹底研究!

2011年1月のテーマは美×冷
体ポカポカ、すぐ実感。
生姜の力を徹底研究!

What’s Ginger?
熱帯アジア原産のショウガ科ショウガ属の多年生植物。食用になるのは茎の部分で、香り成分は50種類、辛味成分は約250種類含まれる野菜。1年中出回っている「ひねしょうが」は、皮が茶色くて身が堅く、特有の刺激的な辛味があり、体に良い成分が豊富。

どうして、生姜は冷えに効果的なの?

生姜を食べると体がじんわり温かくなるのは、辛味成分「ショウガオール」「ジンゲロール」のおかげなんです。
ショウガオールは、血管を拡張させて血の巡りを良くして体を温めます。特に、心臓から押し出す血液量を増やし、胸やお腹まわりの血行を良くすると同時に、手足や足先の末端血管まで血を巡らせて温めてくれます。
一方、ジンゲロールは、血行促進作用や吐き気を抑える作用、更に強い殺菌力があります。ジンゲロールは生だと殺菌などに効果的ですが、加熱することで一部がショウガオールに変化するので、冷え症予防効果が高まります
ショウガオールもジンゲロールも、どちらも生姜の皮の近くに多く含まれます。同じく、皮のすぐ下の部分には精油(特有の芳香をもつ油)が含まれています。この精油には、ジンギべロール、ジンギべレン、クルクミン、ピネン、シトトラール類、ボルネオールなど、400種類の芳香成分が含まれているので、できれば生姜の皮はむかずに、よく洗って皮つきのままで使用しましょう。

生姜は加熱するとさらにパワーアップ!

生姜は生でも冷え性予防の効果はありますが、辛味成分ジンゲロールは加熱することで一部がショウガオールに変化し、体を温める力がさらにパワーアップします。生姜で冷え性予防をするなら、加熱することがおすすめ!生姜のすりおろしを熱湯に溶く刻んだ生姜を温かい料理に添えて使うことなどが手軽です。
冷え性がつらいのはもちろんですが、冷えた状態が長く続くと、生理痛、便秘、むくみ、頭痛、腰痛、肩こりなど、様々の慢性的な不調につながります。まさに冷えは万病のもと!加熱した生姜を食事にプラスして、冷えを防ぎましょう!

毎日食べたい!でも、すりおろす作業が面倒…。そんなあなたは、おろし生姜の便利アイテムを!

おろしスプーン
おろしスプーン
生姜を少量すりおろしたいときに手軽な、スプーン形状のすりおろし器。ドリンクや汁物などにそのまま混ぜられるので、とっても便利!
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特選本香り 生しょうが
特選本香り 生しょうが
おろしたての生のしょうがの食感と香りが楽しめる「粗おろしタイプ」。必要な分だけ使えて便利!
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冷え性予防以外の生姜の力!

生姜には、冷え性予防のほかにも、すぐれた効果がたくさん秘められています。
知れば知るほど「生姜がこんなに体にいいなんて、スゴイ!」と、毎日の食生活にとりいれたくなるはず!

免疫力をアップ!
免疫力とは、「病気の原因となるウイルスや細菌などから体を守る抵抗力」のこと。この免疫力は、20代をピークにどんどん落ちていきます。免疫力は冷えと密接に関係し、体温が1℃下がっただけで免疫力が約30%ダウンすると言われています。したがって、免疫力を維持するためには、体を冷やさないことがとても重要なのです。さらに、生姜に含まれている成分そのものが免疫細胞を活性化させるという報告もあり、注目されています。
生姜を毎日積極的に摂ることで、免疫力も高めましょう!

ダイエット効果
ショウガオール、ジンゲロールと同じ辛味成分である「ジンゲロン」には、体脂肪を燃焼させる効果もあります。また血中の中性脂肪を減らしたりする効果もあります。体温が1℃下がると、基礎代謝量が約12%もダウンし、太りやすくなると言われています。生姜で体を温めておくことは、ダイエットのためにも効果的。毎日摂り続けることで、太りにくい体質を目指しましょう!

強い殺菌力
生の生姜に含まれるジンゲロールには、強い殺菌効果があり、夏場の料理によく使われます。また、生姜には消臭効果もあるので、魚や肉料理の臭み消しとしてもよく利用されています。さらに、生姜のすぐれた殺菌力は、人間の体内での病原体の増殖抑制にも役立つとされています。食中毒の原因となる腸炎ビブリオ菌、胃潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌、歯周病の原因菌などの細胞膜を破壊して増殖を防ぎ、その他の病原菌が粘膜につくのを防ぐ働きがあります。

<編集後記>

冷え性予防、むくみ解消、ダイエット、便秘解消、健康維持と、様々な効果がある生姜。いかがでしたでしょうか?まずは無理のない範囲で、生姜を毎日の食生活にとりいれることを目指しましょう。
生姜をすりおろしたり、刻んだりするのが面倒だという方は、生姜を乾燥させて粉末にした生姜パウダーや、チューブ入りの生姜を利用するのもOK。オフィスなどで飲み物に入れたり、持ち歩いて外食の際に使ったりするときにも手軽でいいですね。

生姜を毎日の生活にとりいれるポイント!

1日の摂取量に決まりなし。まずは1日に1かけ10gから!

生姜は皮をつけたまま&加熱がベスト!

栄養分が豊富な、太くてハリがあり、傷やシワが少ない新鮮な生姜を選ぼう!

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