スピカズオンラインのリニューアルもですが、
今年はムースのリニューアルの準備もしていました。
発売できるのは来年の春になりそうですが、
何度も試作品を作ってもらって
一時はムースのにおいがくさくてヤバい感じに仕上がったり、
これもうダメかも…と思ったこともありましたが、
ようやく完成しそう…!!!
今回は処方を大幅に見直していて、
処方を変えたら、
ムースの感触もスカスカになったり、
なかなか苦労した一品。
とはいえ、
ムースってなんですのん?という方のために
バランシングムースについてまずはご紹介を。
ほんとこれないと10才、老ける。
(私の場合)
バランシングムースって?
バランシングムースはムース状の美容液です。
まずは缶を振って、
ピンポン玉くらいの量をだして、
顔にムースをのせたら、
ハンドプレスでムースを押し込む。
ムースでケアした後は、
肌がモチモチしっとり。
バランシングムースには
乳酸菌のホエイエキスを30%と高配合をしています。
どうして30%かというと、
10%、20%、30%、40%と
配合しているホエイエキスの実験で
30%配合したときが一番〝繊維芽細胞″が活性化したから。
繊維芽細胞って、
肌の弾力をつくるコラーゲン、
エラスチン、ヒアルロン酸のもとになる細胞なので、
この繊維芽細胞が活性化すると
肌の弾力アップ、ターンオーバー促進といった効果があります。
保湿力もアップするし、キメを整える効果もあるし、
エイジングケアにぜひ取り入れてほしいなあ~と思っている化粧品です。
バランシングムースのリニューアルのポイント
ナチュラルエレメンツのテーマは〝艶肌″なのですが、
艶肌って皮膚科学的に定義があります。
1 潤っている
2 血行がいい
3 毛穴が目立たない
4 メラニンが少ない
5 カルボニル化(*)していない
6 キメが整っている
7 角層重層化を起こしていない
*カルボニル化
真皮のタンパク質が変性(カルボニル化)して黄色に変色する黄ぐすみ
ナチュラルエレメンツは
艶肌の条件を満たすための製品を作っているのですが、
けど、〝血行がいい″という部分が少し弱いかもね、
なんて話になりまして、
リニューアル予定の
バランシングムースは
血行を促進する炭酸の濃度を高める予定です。
そして、わたしが今愛してやまない
塗る乳酸菌〝ラ・フローラ EC-12″を配合する予定。
ラ・フローラEC12もホエイエキスも乳酸菌なのですが、
さらに乳酸菌の種類も増やす予定なのですが、
今回のバランシングムースの処方テーマは〝育菌″になります!
いま、最新バージョンの試作品を使っているのですが、
ヤバいです。いい…!!!!
腸だけではなく、肌にも常在菌がいる
テレビや雑誌で特集されるようになり
腸内フローラについて広く知られるようになりましたが、
肌にも、善玉菌、日和見菌、悪玉菌などの常在菌がいます。
これらの皮膚常在菌がバランスを保って
・保湿成分の産生
・皮膚pHの調整
・免疫機能の調整
このように肌のバリア機能に関わっています。
この皮膚常在菌のバランスが整った肌は、
肌が弱酸性(4.5~6.5)に保たれ、
グリセリンや皮脂、抗菌ペプチドを産生して
バリア機能や免疫が正常に働きます。
一方、皮膚常在菌のバランスが崩れて
悪玉菌が多い肌は、
バリア機能や免疫が低下して
乾燥、炎症、敏感肌などの肌トラブルに。
わたし自身も感じていますが、
バランシングムースを使うようになってから
あまり肌荒れなどの肌トラブルがなくなって、
肌が健康だな~と感じるように。
炭酸が刺激に感じてしまう方もいて
合う、合わないがはっきりと分かれてしまう
バランシングムースなのですが、
「これがないと困る」
といったお客様もたくさんいて。
(ありがとうございます!!!)
といっても、
ムース系の化粧品って製造ロットが大きくて、
すごい量の在庫を抱えることになり、
一時期は「むーん」と悩んだこともありましたが、
まわりの協力会社さんのおかげで
継続して販売することができています。
リニューアルしたバランシングムースが
さらに良くなった!と言ってもらえるように、
最終の調整をしていきたいと思います!
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