国内最大の美容の展示会、
ビューティーワールド@ビックサイトに。
今年は規模が大きくなっていて、
何だか海外の展示会のようになっていました。
天井が高いから、
そう感じるのだろうか…??
今年はたくさんのブースで
ヒト幹細胞の商品が多くて。
はてはて、ヒト幹細胞って
山中教授のiPS細部…??といった
あいまいな知識だったので、
ナチュラルエレメンツを作ってくれている
サティス製薬の担当Sさんに質問をしたところ
超わかりやすい説明が!
ちなみに彼は、元科捜研という経歴で。
しかも、わたしは最近知って…!
そんな面白いコンテンツ、
最初に教えてよ…!!!
ヒト幹細胞は色々な細胞になる可能性を秘めた「ヒト細胞の赤ちゃん」です。
京大の山中先生が発見し、ノーベル賞を取った研究題材ですね。ヒトの幹細胞は成長するにつれ「分化(成長)」を繰り返し、何かしらの大人の細胞になります。(ヒト皮膚細胞、ヒト毛細胞などあらゆる細胞に分化出来ると言われています。)
「細胞は一度大人になってしまうと赤ちゃんに戻ることは出来ず老いていく」と長年考えられていたのですが、近年、「ある遺伝子を改変すれば細胞が赤ちゃんに戻る」という画期的な仕組みを山中先生が発見したのです。
(コナン君が黒づくめに飲まされた薬を開発したイメージです。)細胞がリセットされることにより、
色々な病気の解決に応用できると言われています。
これがiPS細胞のざっくりとした概要です。一方で、化粧品業界における「ヒト幹細胞」系の原料は
これとは完全につながっていない状態です。といいますのも、この手の幹細胞原料は幹細胞が入っているわけではなく、
「ヒト由来の何らかの細胞を培養(飼育)した液体」を化粧品原料化したものでして、
原料化の過程で細胞が生み出すアミノ酸やタンパク質、成長因子(EGFなど)が多く含まれている、というものです。
(色々含まれている、だから色々な効能があり肌に良い、という理論です。)他の原料と同じく原料メーカーにより色々なエビデンスが取られており、
「最新鋭」の原料として日本でも少しずつ広まってきています。
(多くは韓国やアメリカの原料です。)有用な原料、かとは思いますが「ドナーはどうなっているのか」という倫理的な問題があったり、最新鋭がゆえに肌への安全性が確認できていなかったりで、
まだまだこれから発展していく原料だと思います。
コナン君のくだりがわかりやすいですよね!
(わたしは名探偵コナンも愛読してます…!)
ヒト由来だから、
誰かの細胞から抽出しているのだろうか…。。。
アジアでは韓国が一番積極的らしいです。
で、韓国発のヒト幹細胞化粧品の由来を見てみると、
「ヒト臍帯血肝細胞由来」とかあるのですが、
わたし:「いったい誰の臍帯血なの…」
うーん。
山中教授のiPS細胞は興味はあるけど、、、、
化粧品原料としては、
ナチュラルエレメンツで採用する予定はないです。。。
予定もないし、
わたしが「ヒト幹細胞を配合した化粧品をつくりたい!」といっても、
サティス製薬がつくってくれないと思います。笑
いや、つくらないけど。
ちなみに元科捜研曰く、
iPS細胞を発見したのは、
何万種類もある遺伝子から
スクリーニングで100種類に絞り、
そこから、しらみつぶしで探したそうです。
すごい…!!!!!!
そのうち、自分の細胞由来で、
若返りのエキスを注入したら、
ぷるん!っと若返り!
なんて時代がくるのでしょうか!?
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